音(おと)なの旅 【vol.9】 Vera Cruz
『Vera Cruz』~ Brazillian Trio(ブラジリアン・トリオ)
『Vera Cruz』~ Milton Nascimento(ミルトン・ナシメント)
『The Sugar Man』~ Stanley Turrentine(スタンレー・タレンタイン)1971年
仕事をしているときは、ほぼインターネットラジオのJazz系かClassic系を流しています。最近はJazz系が多い。
たまに、「ん? この曲は?」と引っかかることがあります。
ネットラジオの画面を見ると、いま流れている曲名とミュージシャンが出ているので、すぐにコピペ。早速、ネットで検索。
その曲は『Vera Cruz』。ミュージシャンは「Brazillian Trio(ブラジリアン・トリオ)」。
https://www.youtube.com/watch?v=lgTipu5ct3I
あ~、この曲、昔よく聴いたなあ~
どこで聴いてたっけ?
学生のころ、吉祥寺のジャズ喫茶だったような…
と、少し昔を思い出し、この曲を深掘りしてみました。
『Vera Cruz』は、ブラジルの歌手Milton Nascimento(ミルトン・ナシメント)の1968年ごろの作品。
この曲が入っているアルバムはブラジル盤が最初で、その後、アメリカのCreed Taylor(クリード・テイラー)というジャズ・プロデューサーに見いだされ、A&Mレーベルからメジャーデビューしました。
このジャケットの右下にA&M、そして左にCTIとありますが、これは「Creed Taylor Issue」の頭文字で、自分のレーベル。
この後、CTIレーベルは独立します。
そこで今で言うフュージョンの走りとなる音楽をバンバン世に出します。
私は当時からCTIレーベルの音楽が好きで、これがよくかかるジャズ喫茶に入り浸っていました。
当時、Creed Taylorはブラジル音楽やラテン系の要素を取り入れ、ジャズの新しい方向性にチャレンジしていました。
というわけで、CTIにはブラジル系のミュージシャンも多く参加。
さて、テナーサックス奏者Stanley Turrentine(スタンレー・タレンタイン)の『The Sugar Man』にも、『Vera Cruz』が入っています。
どうも私はこの演奏で耳覚えしていたような感じです。
あらためて聴いていると、Brazillian Trioの演奏はなかなか良い。
本家Milton Nascimentoはこちら。ちょと怖い…。
https://www.youtube.com/watch?v=mgFuxrZljvE