既に追い詰められつつある? トヨタ
自動車業界。
トヨタの豊田章男社長の危機感を伝える記事が、平成29年11月14日(火)日経朝刊に掲載されていました。
トヨタの業績が順調であることは、ここで触れるまでもありません。
では何が豊田社長の危機感を駆り立てているのか?
それは組織の巨大化、順調な業績から現場で何が起きているか分からなくなり、正しい経営判断ができないということです。
たとえばトヨタは大量生産なら利益が出せるが少量生産では大赤字になる、ライドシェアなどの新しいサービスによる影響、急速なEV(電気自動車)化に対応できていない、などなど。
EV化により自動車の部品点数は3分の1にまで減ります。一番厄介なエンジンが不要です。
だから極端な話、誰でも自動車業界に参入できるようになりました。
事実、世界中では新しい自動車企業がどんどん出てきています。
トヨタは内部留保金も7兆円もあり、簡単におかしくなることはないでしょう。
しかし「不沈空母」的な意識が強い社内風土であれば、トヨタといえども決して楽観できません。
スマホが世に出て10年。スマホの影響で世の中は大きく変わりました。
EVも来年あたりから本格的に動き出しそうです。
10年後に自動車産業が今の状態で残っているとは思えません。
「栄枯盛衰」。
相当の危機意識で改革しないと間に合わない気がします。
頑張れトヨタ!