フランチャイズ（FC）加盟 基本のキ -その１-
フランチャイズショーに行ってきました。
毎年この時期に東京ビッグサイトで開催される、フランチャイズ関係の展示会です。
フランチャイズ・ビジネスは、
・「フランチャイザー」と呼ぶフランチャイズ本部（略して「ザー」と言います）
・そのフランチャイズシステムに加盟する「フランチャイジー」と呼ぶ加盟者や加盟企業（略して「ジー」と言います）
で成り立ちます。
ザーが持っているノウハウやブランドを、ジーに提供することで、ザーは加盟金やロイヤルティ（ノウハウやブランドの使用料や歩合など）を得ます。
ジーはザーのノウハウを利用することで、売上や利益を上げます。
ザーのノウハウが本当に良いもので、非常に利益を上げる仕組み（システム）であれば、初期投資が多くても短期間に回収できます。
しかし看板倒れの仕組み（システム）の場合、初期投資の回収どころか、負担にさえなってしまうこともあります。
それでもなぜフランチャイズ・ビジネスが良いのか？
それは、フランチャイズ本部が開発したノウハウを自ら開発しようとすると、時間とコストがものすごくかかるからです。
フランチャイズ・ビジネスは、それを短期間かつ低コストで手に入れることができるから良いのです。
初期投資は、そのシステムにより異なります。
大きく分けると、飲食店や介護施設のように必ず建築物件がいるものと、自宅でも開業できるものがあり、初期投資は大きく変わります。
初期投資の内訳は、加盟金、保証金、設備機器費用、従業員研修費、コンピュータシステムおよびソフト費用などの加盟に関わる費用、その上で建築物件が必要な場合は、物件取得費や内外装費などがかかります。
これらの費用で2～3千万円かかることも珍しくないため、大きな資金が必要となります。
今回のFCショーは、飲食店系（ラーメン屋、カフェ、スイーツなど）、介護系（デイサービス、訪問介護、リフォームなど）、健康・美容系（整体、エステサロン、体力維持など）、学習塾系、その他（放置自転車ビジネス、ポーカーなど多種多様）、などが多いようでした。
面白いものもいくつかありましたが、戻ってから他のコンサルと検討するとやはり問題のあるシステムも多く、加盟はぜひ慎重に検討された方がよいと思います。
（つづく）
