新聞切り抜きの使い方 ~営業編~
中小工務店で営業する際に、大手のような立派なパンフレットやプレゼン用のパワーポイントを用意することはなかなかできません。
しかしお客様に対しては説得力が必要です。
そこで、新聞切り抜きを利用しましょう。
新聞記事がよいのは、何と言っても営業マンが話すより説得力があること。
「ほら、この記事に書かれているでしょう」という具合に、提案や説明ができます。
新聞には住宅に関する記事がよく掲載されています。
たとえば、融資における金利の話や相続税の話題です。
これらの記事を切り抜き、台紙に貼りつけ、営業ツールにします。
作り方は、下の図を参考にしてください。(クリックすると拡大します)
記事を貼る時は、必ず、どこから出典したかを明記してください。
上記の例では、出典「平成27年5月15日 日本経済新聞 夕刊」としています。
また台紙には、どこかに自社のネームやロゴを入れておくと良いでしょう。
台紙に貼りつけたら、コピーをとります。
コピーをとったら、重要な部分に、ピンク色や黄色の蛍光ペンでマーカーします。
複数枚作るときは、決してマーカーしたものをコピーしないこと。
楽をしてはいけません。必要な枚数コピーをとり、1枚1枚マーカーしてください。
ひと手間かけること、それがお客さまにも伝わります。
これが立派な営業ツールになります。
自社の記事が掲載されているものがあれば、それがそのまま自社の宣伝をしてくれます。
自分で説明するよりも押しつけがましくなく、はるかに説得力があります。
住宅雑誌のコピーもいいですね。
よくある特集に、「土地の選び方」「資金計画の立て方」「失敗談」などがあります。
これらは必要ページをコピーし、重要な部分にマーカーして、お客さまに配布します。
どの場合も必ず、配布する前に社員全員が記事に目を通し、内容を理解しておくことが大切なことはいうまでもありません。
さらに工夫を重ねて活用してください。
これは工務店だけでなく、すべての業種に役立つ方法ですので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。