花子とアン
もう何十年もNHKの朝ドラを見ることはなかったのですが、何かの拍子に、現在放映中の「花子とアン」を見始めました。
最初はキャスティングに違和感があり、また語りの美輪明宏も何だかしっくりこなかった。
ところが、回を追うごとに、なぜか病みつきになってしまい、ビデオに録画するようにしています。
ストーリーは、実在の翻訳家「村岡花子」の生涯を描くもの。
主人公の村岡花子は明治26年、山梨県の貧しい農家に生まれます。
その後、東京の女学校に給費生として入学、猛勉強し英語を習得、翻訳家へと成長します。
明治、大正、昭和の激動期を舞台にしたドラマは、朝ドラに限らず多くありますが、今回の話は史実をかなり丁寧になぞっているようで、リアリティを感じます。
演出もテンポが良く、ありがちな「くどさ」もない、ちょっとあっさりしすぎかも。
そして、慣れてきたら逆に凄く効果的な美輪明宏の語り。
いや、この人やっぱり凄いんですね。
凄いことは承知しているのですが、どうしてもイマイチ好きになれなかった。
でも今回の語りはとても良い。
ドラマとしてはもう後半に入っているのに、出演者の間の悪さはまだ感じる。
しかし最後の美輪明宏の語りで救われている感じです。
いよいよ昭和に入り、戦争時代に突入。
この時代を見るのは嫌ですが、これもまた事実。
ドラマを見ながら戦争について考えることも必要ですね。
どうやら最後まで見続けそうです。