オリンピック~景気も良くなって欲しい

平成25年9月8日午前5時(日本時間)に、2020年のオリンピック東京開催が決定しました。
何はともあれメデタイ。。。

景気回復に弾みをつけるには、良い刺激になるでしょう。
まあその後の反動も大きいのですが。。。

東京で開催されるということで、東京再開発が一気に進むと思われます。
土木も建築も東京中を掘り返すことになるでしょう。
それに伴い、多くの公共事業が発生すると思われます。

これが景気を刺激して、民間事業にも波及効果が生まれれば、まずは良い循環が期待できます。
しかし公共事業は、インフラの整備であり、そのインフラを利用する民間にその利用方法がなければ、単なる無駄遣いになりかねません。

既にインターネット時代になり、ヒト・モノ・カネの移動(やり取り)のうち、モノ以外はネットで解決します。
最近では3Dプリンターが発達し、モノさえネットで配達、なんてことも夢ではなくなってきました。

つまり、オリンピックのような「人」つまりアナログが動く手段としての、交通網や宿泊施設は必要ですが、オリンピック開催期間が終われば、大きなムダが残る可能性を秘めているのです。
こうなると、ますます財政赤字に拍車をかけることになりそうです。

さらに想定される問題は、
東京一極集中で、東京の不動産価格は上昇する一方、地方はますます不景気になること。
東北大震災復興でも既に建設労働者が不足しているのに、東京でどのように人を集めるか。
いま65歳中心の団塊世代はこれから7年間で70歳台になり、日本は年金問題でアップアップしていると思われること。
などなど、悲観的な材料も多いと思います。

ところで、オリンピックの2020年には、日本は世界で最も高齢化の進んでいる国となっているはずです。
当然、ボランティアも元気な高齢者が中心になると予想されます。
ここに、世界にアピールする新しい日本という国があり、新たな商機があると思います。

せっかくの国際的なお祭り。
これを利用して何とか景気回復し、新しい時代の持続可能な経済大国に変貌することが必要不可欠です。