八重の桜

大河ドラマ「八重の桜」の視聴率が振るわないそうです。
大河ドラマファンとしては頑張ってほしいのですが。

昨年の平清盛は、主役の松山ケンイチさんを始め、脇役陣も含め全体に小粒な上、演技力もイマイチ。
久しぶりにさすがの私も9月頃には息切れ。最後まで見ることはありませんでした。

今年の「八重の桜」は、「会津」に光をあてる画期的なドラマということで期待しました。

それまでの幕末明治維新モノは、薩摩と長州、土佐の坂本竜馬などが幕府を倒す、会津を倒すというのが定番でした。
思えば私たちが小学校から中学校にかけて習った歴史では、「江戸時代は徳川幕府の力が強く、庶民の生活は大変だった」的なものでした。

しかしそれは、明治維新以降、薩摩や長州が中心となった新政府が、新しい国民教育を行う上で、徳川幕府の治政をとことん否定する歴史観を作ったからでした。
そこで最も割を食ったのが会津だろうと思います。

「八重の桜」で、その歴史を幕末から明治まで見ることが出来るとあって、大変楽しみにしています。

その第1回。
テーマ曲を聞いて、ダメだこりゃ・・・と思った方も多いのでは?

平清盛の時と同じような暗いトーン。
そもそも坂本龍一氏の旋律の進行が難しい上に暗い。作曲家の人選ミスです。
これだけで視聴率は下がりそうな気配。

しかし主役の綾瀬はるかさんは個人的にファン。
うん、なかなかよろしいです。

第16回(4月21日)放送分まで、歴史ファンの私としては大変満足な内容です。
薩長同盟では坂本竜馬が出てこない、ナレーションでは「土佐の脱藩浪士の仲介で・・・」と紹介。これはこれで笑えました。
視聴率がダメなら、福山雅治さんに特別出演してもらえば良かったのに。

まあ確かに一般受けはしないかも知れません。
今のところ、八重さんは活躍していないし、これから会津は悲惨な戦いを強いられるし・・・。

でも私は応援しています。
新島襄役のオダギリジョーさんに一抹の不安が残りますが・・・。
乞うご期待!