NATOは、有言不実行
あの人は仕事が出来る!
と、言われる人がいます。
その人は、周りのほとんどの人から同じことを言われます(家ではどうか不明ですが)。
私の先輩や知人にもいます。
そういう人の下で仕事をするのは、楽しいものです。
無理なく無駄なく仕事ができる。自分の最大の能力を発揮できるので、やりがいもある。達成感もある。
しかし、そのような人材は少ないですね。
ということは、出来ない人間の方が圧倒的に多い。
出来もしないのに、出来る人のような顔をしている人もいます。
周りから見ればかなり滑稽なのですが、本人は意に介さないのか、気づかないのか・・・。
日本では昔から「出る杭は打たれる」傾向にあります。
出すぎると妬(ねた)まれ邪魔され、せっかくの能力を潰しにかかる。
こうして日本人は、人前では前向きな発言をするものの行動はしない、という悲しい性(さが)を持つようになりました。
NATO。
北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization)の頭文字をとった軍事同盟の略です。
が、ここでは違います。
「No Action, Talk Only.」の頭文字。
訳すと「口ばかりで、何もしない」。不言実行の反対で「有言不実行」。
これ、東南アジアの日本に対するイメージだそうです。
いやどうも世界中からそう見られているようです。ちと歯がゆいですね。
新しいコトへの挑戦、その決断と結果責任。この覚悟がなければ、NATOです。
NATOは政治家や役人にも多くいます。
民主党政権が崩壊したのは、集団NATO状態だったのではないでしょうか?
マニフェスト、311対応、原発事故対応などなど。
企業経営者は、NATOがNGなのはいうまでもありません。
「仕事ができる経営者」は、「有言不実行」でも「不言実行」でもなく、「有言実行」です。
今年はやりましょう。