仮想通貨つづき ~ ビットコインとは何か (その1)

8月10日にビットコインについて触れました。ビットコイン
>> 仮想通貨、いま買った方がいいのか?

その後、大きな動きがありました。

8月10日ごろ、1ビットコイン37万5千円(ビットフライヤー)だったものが、9月2日ごろには54万円くらいまで一気に高騰。

その後、中国のICO取引禁止、続いて9月末までに中国国内の仮想通貨取引全面閉鎖という通知が出て、9月15日ごろには35万円ほどにまで下がりました。

値段を上げていた要因として、アメリカの大手ファンドが動き出したことがあります。
下げた理由は中国の影響です。

実は、ビットコインの全体量の多くが中国と日本で、まだまだ国際的なものとは言えない状況です。
その中国での取引が閉鎖されるということは、価格を下げる要因になりますね。

むしろ中国のビットコインバブルが冷める契機になれば良いのではないでしょうか。

そもそも、ビットコイン(BTC)とは何か?
この説明はかなり専門的な知識が必要で、実は私も十分説明できるほどの理解はできていません。
その上でざっくり説明すると。。。

ビットコインは、サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto) を名乗る人物によって投稿された論文に基づき、2009年に運用が開始されました。このサトシ・ナカモトが誰かは、分かっていません。

このシステムが画期的なのは、管理をする人や組織がいないこと。

たとえば国と国とでお金のやりとりをする時には、必ず、円やドルを保証する国家、つまり日本やアメリカ合衆国があり、その上で金融機関が仲介して決済をします。
その時、金融機関は、いついくらで決済した、という情報を必ず台帳に記録します。

ビットコインはそれをインターネット上で全て行う仕組みです。この仕組みを「ブロックチェーン」と言います。
管理者がいないため、非中央集権型と呼んでいます。
(管理者がいるものを中央集権型と呼びます。中央集権型の仮想通貨もあります)

このブロックチェーンを生み出す(探し出す)ことをマイニング(採掘)、それをやる人をマイナー(採掘者)と呼びます。マイニングができると、マイナーには、1ビットコインが与えられます。

初期のころ、マイニングは個人のパソコンでも時間をかければできたようですが、今では中国人がパソコンを何万台も用意してマイニングをしています。

とまあ、なんだかよく分かりませんね。まずはこの辺で。(つづく)

 
>> 仮想通貨つづき ~ ビットコインとは何か (その2)