音（おと）なの旅【vol.5】後藤次利

『MR.BASSMAN』～後藤次利

（1979年）

メロディーは、はっきり覚えています。しかし全く思い出せない、誰の曲かも、もちろん曲名も。
「音（おと）なの旅 4」で最後に言っていた「その曲」です。大きな壁にぶつかっています。

とはいえ、ここのところ、不明な曲は、ほぼ「サディスティックス」つながりとか、当時のスタジオミュージシャンで決まりでした。
というわけで、手元にない、後藤次利さんのCDを買えば、きっと「その曲」に出会うだろうという安易な発想で、まずはCD探しを始めました。

すると、当時1980年前後に後藤次利さんがリーダーをしたアルバムが3枚浮上。この中に、探している「その曲」があるかどうか。
最近はamazonなどで試聴もできるので、これは意外に簡単に見つかると思い、早速試そうとしました。が・・・。
MR.BASSMAN

CDの紹介こそありますが、マイナーすぎるのか、試聴できません。ほかのショップにも行きましたが、結局できず。
仕方がないので、タワーレコードオリジナルということもあり、一気に『MR.BASSMAN』と、『GOTO’S TEAM』の2枚を購入。

後藤次利さんと言えば、日本のチョッパーベースの祖と言ってもいいベーシスト。
当時は今のように6弦ベースなんてものがなかったので、最近主流のギターみたいな弾き方ではありません。正統派4弦ベース。これが良いんだなあ。

ただこの人、モテるんです。
当時の私も大ファンだった某アイドルを結婚引退させるという暴挙にでちゃうんです。もう・・・。

さて早速、『MR.BASSMAN』から聴きました。うんうん、1曲目から覚えています。
そうそう、これいい曲だったね。と、既に満足げな私。
でも「その曲」探しを先にしたい私は、イントロを聴いたら次の曲へ。
3曲目『GOTTA GIVE IN』は、サディスティックスのまんまで気持ちが良い。これもよく聴いたなあ。

しかしイントロ20秒聴いたら、「その曲」かどうかくらい分かります。
結局、8曲全て「その曲」ではなかったのです。あちゃー。
もう一枚のCDは総はずし。

なんと今回の「音（おと）なの旅」は、初めて外してしまいました。
果たして「その曲」に巡り合えるのか・・・。

（つづく）