音(おと)なの旅 【vol.2】 松原正樹

『Take A Song』~ 松原正樹

(1979年)


ある日、「あっ? あれ? この曲なんだったっけ?」と突然、頭の中に曲が流れること、ありませんか?

と、本シリーズvol.1と同じはじまりです。芸がありませんね。

「実は、もう1曲、やはり耳から離れない曲がありますが、このアルバムには入っていませんでした。間違いなく、松原正樹さんの関わったアルバムなのですが。。。」 とまあ前回はこんな感じで To Be Continued でした。

前回の記事はこちら↓
>> 音(おと)なの旅 【vol.1】 パラシュート

実はその後、2~3枚、パラシュートのアルバムと松原正樹さんのアルバムを購入しました。
いずれも良いアルバムで、よく聞いていたものばかり。
なのに、「その曲」が入っていないのです。

Take A Song今どきはネット上でさわりだけ聞くこともできるのですが、そういう姑息な手で見つけたくない、というしょうもない見栄をはり、「きっとこのアルバムに違いない」と、先日購入しました。

あたり~!!

耳に残っていたのは、本アルバムの2曲目、『Approach』という曲。

このアルバムは、「パラシュート」ができる1年ほど前の作品で、松原正樹さんの2枚目のリーダーアルバムです。
サポートメンバーには、フュージョン音楽を知らない人でも知っている、松任谷正隆(ユーミンのご主人)、坂本龍一、矢野顕子なども参加しているのです。

さてこの曲は、テレビドラマの主題歌に使っても良いようなPOPなノリ。
あまりフュージョンという感じではないですね。でも何だか妙に耳に残っているのです。

この当時は、クロスオーバー・ミュージック(ロックやジャズ、ラテンやソウルなど音楽のジャンルを超えて掛け合わさった音楽)がさらに発展し、「フュージョン(融合)」という新しいジャンルに育ってきた時代です。

世界的にも、リー・リトナー(g)、ラリー・カールトン(g)、ハービー・ハンコック(key)などがフュージョンで新境地を開いていた時代です。
日本も凄かった。

「音(おと)なの旅」は、しばらくフュージョンつながりで行こうかなあ・・・