リオオリンピックが始まった
4年に一度の祭典。オリンピックが始まりました。
今回の開催地はブラジルのリオ。
私は昔から、ブラジル音楽、とりわけボサノバとサンバは大好きで、非常に親しみが持てます。
ブラジルという国は移民の国です。白も黒も黄色も原住民もみんな共存しています。
アメリカよりも、はるかにうまくいっている国だと思うのです。
しかし最近再び経済問題が浮上し、貧富の差も縮まりません。再び犯罪が急増、警察官の給料が未払いでストライキを行う始末。
本来おおらかで陽気な国なのですが、それがアダとなっているように思えます。
さて、日本人はなぜこんなにオリンピックが好きなのでしょうか?
連日オリンピックの番組ばかりで辟易してしまいます。
もちろんアスリート達が競い合う姿はとても美しいと思います。
しかしその裏側では、ドロドロした既得権益で稼ぐ決して美しくない人たちが関わっていることも事実です。
また国 vs 国という構図から、常に政治的に利用されています。
ロシアのドーピング問題は大きな話題となりましたが、これこそ本当に氷山の一角と言えます。
4年後には東京が開催地になるのですが、日本の既得権益者たちが蠢いています。
なにせ開催に関わる予算が2兆円にもなるらしい。
なぜそんなにかかるのか?
この2兆円のほとんどが税金です。これで競技場を作ったり、ハコモノや道路を作ったりするのでしょう。
当然、建設関係は潤います。組織委員会→建設会社→政治家 的なおカネの流れは容易に想像できます。
都知事になった小池さんは、この流れを透明化すると公約に掲げていましたが、どこまで切り込めるか。
これは是非頑張って欲しいものです。
とはいえ、日本選手の活躍は、やはりうれしい。
「まさか」で負ける選手もいるのでしょうが、「まさか」で勝つ選手もいると思います。だからおもしろい。
世界のアスリート達、がんばれ。
そして、がんばれ、ニッポン!